…それはこっちのセリフ。
最初は苦手なタイプだったのに。
本当、いつのまにか好きになっていた
…私に優しくした泉が悪い。
「…」
泉の服の裾をキュッと掴む
それに気づいた奴はクスッと笑みを浮かべた
「…俺のこと好き?」
「…。」
「…おーい、千紗ちゃーん」
…その声も、石けんみたいな匂いも、
ふわふわしている髪の毛も、
笑った顔も、
私を甘やかすところも、優しいところも
…全部。
顔を上げて泉を見る
「…ギュってして。」
それを聞いた泉は、一瞬目を見開いてからクスクス笑った
「それ、ビックリするほど可愛い」
「…うるさい」
…全部、大好きなんだよ、泉。
「おいで、千紗」
両手を広げて、私の名前を呼ぶ

