1日10分、俺とハグをしよう



「寝るよ?俺はリビングで」


「じゃなくて!一緒に!」




だって、じゃないと、渡せないし…


こっそりスウェットのポケットの中に隠していたプゼントの箱を、ぎゅっと握る





「…」


「…えっ」




……分かってるよ、自分が恥ずかしいこと言ってるぐらい!

そんなにビックリした顔しなくてもいいじゃん、バカッ





「もうっ!これ!!渡したかっただけだからっ!」





強引に泉の手に渡して、プイッとそっぽを向いた



本当はこんな渡し方じゃなくて、もっとこう…ロマンチックに渡したかったのに!

素直じゃなさすぎだよ、私





「…うわ、腕時計!すげー、何で俺が欲しがってるって分かったの?」





嬉しそうな声を出す泉


うぅ…顔見たいけど、何だか恥ずかしくて振り向けない




「別に…腕時計の方ばっか見てたから!」