勢いよく立ち上がって、私の腕を掴む奈々ちゃん
で、でも頭の中がうまく整理できてないのに…っ!
「それに今日は、泉は学校休んでて…」
「それなら大丈夫!ねっ、海斗くん」
名前を呼ばれてハッとする志摩くん
考えごと、してたのかな?
「……先生が電話で呼び出ししてた。
サボった奴ようの課題渡すために」
じゃあ、泉は、学校にいるかもしれないってこと…?
「時間がないよっ!早く行かなきゃ!」
「う、うんっ」
奈々ちゃんに急かされて、私も立ち上がる
パシッ___
走り出そうと一歩踏み出した時、
「……志摩くん?」
なぜか志摩くんに腕を掴まれた