「私、それ聞いた時にどうせまた遊びなんでしょって腹たっちゃって。」




だから直接会って聞いたんだよ。




「本当にその子のこと好きなの?って」




文化祭、本校舎から離れた図書室

泉は言ってた




『…好きだよ』
『本気で、好き。』




こんな俺のことを好きでいてくれるその子にちゃんと応えたい


本気で好きになったから、

女子たちと遊び半分で関わるのもやめる



ぜんぶサッパリ終わってから、

俺から好きだって言うんだ





「…いつも強気なくせにたまに素直になるところが可愛い」


「っえ、」


「こんな俺に好きってバカみたいに言ってくれる」


「…」


「……大事にしたい」