「……っ好きです…」





泣いてる私を見て、クスッと小さく笑う





「うん。だから、泉くんは変わったんだよ」




……え?





「真っ直ぐに泉くんに気持ちを伝え続けたから。

千紗ちゃんが、泉くんを変えたんだよ」


「い、言ってる意味が…」




渡してくれたハンカチをそっと手にとる




「泉くん、好きな人がいるんだって」


「…っ、だからそれは!」


「バカだなぁ、私じゃないよ?」




私は本当にただの暇つぶしだったの。

聞いたことあるんだから!泉くん本人に。




「…でも、じゃあ誰…?」




奈々ちゃんじゃなかでも、好きな人がいることに変わりはない。


それはそれで辛いなぁっ…