1日10分、俺とハグをしよう



そ、それを脅しっていうんじゃないかなっ?


口をパクパクさせてる私を見て、奈々ちゃんはクスッと笑った




「千紗ちゃんに言っておかなきゃいけないことがあってね。」


「…っえ」




言っておかなきゃいけないこと?

って、絶対泉のことだよね…?




「早乙女ちゃん」




いつの間にか隣にいた店長にビクリと肩を揺らした


そうだ、私今バイト中で…!!




「す、すみませっ…」


「今日はいつもよりお客さん少ないし?
早乙女ちゃんは疲れてるみたいだし。」


「…え?」




ポカンとする私の頭を、店長はくしゃっと撫でた






「今日はもうあがっちゃいな?」






……駅から離れた、小さなカフェ

誰が見てもイケメンって言われるほどの店長…