そんな声と一緒に、パチっと教室の明かりがついた
目の前でお腹を抱えて笑ってるのは、さっきの、セーラー服の幽霊で
…ていうか、アンタ…男じゃん…!!
「ふははっ、いい働きっぷりだよ、委員長!」
「1番怖がってたね!!」
くっそう…!!
みんなが楽しんでくれてるのはすっごく嬉しいんだけどさっ!
そんなに笑わなくてもいいじゃんっ
むーっとしながら、立ち上がろうとする…けど。
「(ち、力入んない….)」
う、嘘でしょ….私こんなに怖がってたの?
そんなことを思いながら、まだ掴んでいた志摩くんの腕に視線を移した
「…」
「…っわ、ごごこ、ごめん!!」

