「っ、!?…ちょっと、そんなにくっつかれると歩きづらいんだけど…!」


「ごごご、ごめんって!でも怖いし……って、やだ誰かこっち向かって来てるしっ!!」





ありえない、ありえない!!


長い髪の毛っ、セーラー服っ、かかかか、顔が血に染まって…!!?





「ひっ…!!!」




セーラー服の幽霊と目があった時、ガクンっと、全身の力が抜けた。




「はっ!?ちょっと…!」




グイッと立たせようとする志摩くんに、涙目の私。


しかも、
その場に座り込んでしまった私を見て、お化け役の子たちが爆笑し出すから。




……正直、とてつもなく恥ずかしい!!





「早乙女ぇー!お前いい反応しすぎだから!」