「早乙女さん、たこ焼き。食いに行こ」
「え、でも、仕事が…!」
マイペースにもほどが過ぎるよ、無気力王子!!
どんだけたこ焼き食べたかったの?
しかもどうしていきなり!?
「行ってきなよ、千紗」
「っあ、麻美….!」
いつの間にか戻ってきた麻美に、ポンと背中を叩かれた
「嫌なこと考えるくらいなら?誰かと楽しく回ってたほうが気は楽でしょ?」
「私はここにいなきゃいけないし…」なんて続ける麻美
それでもブンブンと首を振る私。
「でもっ!」
「2年2組のアップルパイ買って来ること!」
「…え」
アップルパイって…?

