「千紗、」
「っえ、な、なに!」
突然名前を呼ばれて、声が裏返る
そんな私を見て奴はおかしそうに笑った
「っふは、ほら、もう終わった」
そう言われて視線を落とすと、綺麗に包帯が巻かれてる
さ、さすが…
「…傷口浅くてよかったね」
私の指を手にとって、ニッコリ綺麗に笑う
…それからそっと怪我した指に
「っ、ちょっ…と!」
包帯の上からキスをした泉
ブワッと赤くなる私の顔
そんな私と泉を見て、志摩くんは小さく舌打ちをした
「…戻るよ、早乙女さん」
「えっ、」
で、でも…
また腕をとって、私を引っ張る
チラッと泉を見た

