1日10分、俺とハグをしよう



「千紗、」


「っえ、な、なに!」





突然名前を呼ばれて、声が裏返る

そんな私を見て奴はおかしそうに笑った




「っふは、ほら、もう終わった」




そう言われて視線を落とすと、綺麗に包帯が巻かれてる

さ、さすが…




「…傷口浅くてよかったね」




私の指を手にとって、ニッコリ綺麗に笑う

…それからそっと怪我した指に




「っ、ちょっ…と!」




包帯の上からキスをした泉

ブワッと赤くなる私の顔



そんな私と泉を見て、志摩くんは小さく舌打ちをした




「…戻るよ、早乙女さん」


「えっ、」




で、でも…

また腕をとって、私を引っ張る



チラッと泉を見た