「もう俺らも高2になるんだよね。」

「ほんとだ。先輩しなくちゃなー。」

「速水、先輩って感じしないかも。」

「なにそれ、ひっど!」

「うそうそ。ごめんって。」



なんだかこうして、結城君と話すのがすごく楽しい。

最近やっと緊張しなくなったというか。

居心地がいい。



「もう帰るかー。」

「そうだね、もう結構いい時間か。」



«ずっと一緒にいたい»
そう思ってしまう。

それが顔に出てたらしい。



「まだ一緒にいたい?」

「へっ?!」

「俺も。でもまた明日会えるから。」

「そうだね!」



結城君も同じ気持ちでいてくれたことがすごく嬉しくて、あー純粋に恋してるなって思える。

この時間がずっと続きますように。