それから約1時間歌い続け。笑

慎也は凄く歌が上手くて、かっこよかった!笑
そんなの調子乗るから言わないけどね!


「あ!次私!」


マイクを取って歌おうとしたら、急に止められた。


「なんで止めたの?!」

「ねー理乃。遊ぼ?」

「遊んでるよ?」

「そーゆー意味じゃなくて。」


私が座ってる後ろに来て、抱きしめてきた。


「大好きだよ、理乃。」


出たよ、甘々慎也。でもそんなところも、好き。


「うん、私も。…うわっ!」


急にくすぐってきた!


「ははっ!理乃いじめるの超楽しい。ハマるわ。」


なんかまじでくすぐったい!もう!


「かーわい。ドM?」


耳元でそう言う慎也。私、耳弱いのに!


「うるさい!ばか!嫌い!」

「あれ?そんなこと言っていいの?」

「嘘です、ごめんなさい。大好きです。」


うーわ。慎也、まさかのドSか?


「ねー。ほんと好き。こっち向いて?」

「なによ!」

「顔真っ赤じゃん。はい、目瞑って?」


怖いんですけど、慎也サン。
言われた通りにしてしまう私は実はドMなのか?


「…?!
待って!今、今…!」

「キス、って知ってる?」


私の、ファーストキスがぁぁぁぁ!


「俺も初めてだったんだよねー。まあいーや。いじめるレパートリーが増えたわ。」


それから結構な時間いじめられた私でした。