慎也と付き合って数日。

ついに明日は文化祭！

経理も大詰めです…。

結局また放課後まで…。慎也も手伝ってくれてるんだけど！


「慎也、部活大丈夫なの？」

「うん！顧問にもちゃんと言ったよ。まあ理乃の為ならそれくらいなんともないし！また体調悪くなられたら怖いし。」

「ごめんね！ありがと！」


慎也は優しいな…。

これ以上、好きにさせないでよね！


「小宮山ー。」

「おう！どした？珍しい。」


誰だろう…？知らない人。


「あ、もしかして、理乃知らない？
こいつ、俺の中学からの同級生。」

「こんにちは。谷原悠月です。」

「こんにちは。速水理乃です。」


谷原君か。いい人そう！


「おい、谷原。理乃、彼女なんだから手出すなよ。」

「分かってるって。俺、好きなやついるし。」


へー！谷原君にも好きな人いるんだ！

今度聞いてみよ！