『なあ、今日の話、なんだったの?』


小宮山だ。


『ごめん。気にしなくていいよ。』

『気になるよ。俺は、速水が好きなんだよ?焦るよ。何?告られたの?』


怖い。なんだかわからないけど、怖い。

言うしかない?


『うん。ごめんね。塾が一緒の人に告白されたの。好きな人がいてもいいから付き合ってくれって。』

『そうだったんだ。ごめんな。』


はぁ。私、無神経だな…。
小宮山が謝る事じゃないのに。