「バカ。嫌いになるわけないじゃん。
あんなことで。あんなんで嫌いになれたら、長い間片想いなんてしなかったし」



昨日みたいな冷血な瞳はウソみたいで
優しく笑いながら、あたしの頭を撫でてくれた。


ああ……この優しい手が好き。


「聞いていい?なんでダイエットなんかしたか。」


「じ、実はね……幸せすぎてあたし3キロも太っちゃって……デブの彼女って嫌じゃないかなって思っちゃって……だからあたし……」


「ばかっ!」


びくっ!