「どっち見てんの?」


「おわっ⁉︎真くん!」



真くんは何とベッドの横に置いてある
パイプ椅子に腰掛けていた。



ずっといてくれたのかな。




「ウサギ。だから俺、言ったじゃん。
あんまり頑張りすぎると体調悪くなるって。」



真くんは怒った表情を浮かべる。



そうだよね。


こんな迷惑ばっかりかけてるあたしなんて……彼女失格だよね。