「あー...うんと、それで......酷だと思うけど、区切りよく1年経ってから別れたらいいんじゃないか?って」

「...そう言われて、そうすることにしたのね。」

「あぁ。...本当にすまなかったと思ってる。付き合ってたらいつかは好きになると思ってたんだ。」

私のこと、好きに...なれなかなかったんだ。

「別れよう。」
自分から言った。大地から言われるのはすごく辛いから...。

驚いた顔をしてたけど、すぐにニコッと笑って
「友達に戻ろう。」
と言った。

今から私たちは友達。
私からの記念日のプレゼントはペアの物でも手紙でもマフラーでもない。

素直に別れを受け入れることをプレゼントとした。

大地からのプレゼントはキスとしておこう...。

私だけが好きだった、私だけが愛してた。
それでも、いい。たくさんの思い出をありがとう、大地。