ついにデートの日になった。
気になる事はたくさんある。
でも、楽しもうと決めた。
もしかしたら―――最後かもしれないから。
*
「仁奈。お待たせ。」
笑顔の彼氏。
「大地、楽しもうね。」
頑張って笑顔で返す。
サクサクと雪の上を歩く。
大地の足跡大きいな、とか大地の手あったかいな、とかあぁ、やっぱりカッコイイなとか頭は大地の事でいっぱいになる。
最後かもしれない。
そう思うと涙があるれそうになる...。
それを必死に抑えて、私たちは歩き続ける。
気になる事はたくさんある。
でも、楽しもうと決めた。
もしかしたら―――最後かもしれないから。
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「仁奈。お待たせ。」
笑顔の彼氏。
「大地、楽しもうね。」
頑張って笑顔で返す。
サクサクと雪の上を歩く。
大地の足跡大きいな、とか大地の手あったかいな、とかあぁ、やっぱりカッコイイなとか頭は大地の事でいっぱいになる。
最後かもしれない。
そう思うと涙があるれそうになる...。
それを必死に抑えて、私たちは歩き続ける。