昼休み。大地とお弁当を食べる。

「仁奈。あと1週間で1年だったよな?」
!!
「うんっ!」

「近場になっけど、どっか行かねぇか?」

「嬉しいっ!行きたいっ!」
嘘みたい!大地から誘われるなんて...付き合う前のデート以来だ。

「あんまり、喜ばれると困るな。」

「...えっ?」
なんで...?気のせい...だよね!?

「いや、何でもねぇ。仁奈の行きたいとこでいいぞ。」

「うん。わかった。」
私は空耳だと信じることにした。