「ねえ!キミの名前教えてください!」

何を言ってるんだろうか。
自分でも訳が分からないくらいに身体が暑い。
目の前に居るキミのことすら見れないほどなのに、ずっとキミのことしか考えられない…

「ナイショです」

「え?」

「だから、名前。」

「教えてくれないんですか…。
じゃあ、せめて学年だけでも!」

「それもナイショ」