ズキッ

(ちょっとショック…)

神様が“もう諦めろ”と言っているみたいで、とても辛かった。

「そ…そうだよ!」

気づいた時にはこう言い放ってた。

「曽良なんかと、付き合うとかぜっっったいにありえないからっ!」

ハッ

やってしまった…。今日はきっと、厄日だ。
皆、私が大声を放ったので、こちらを見ていた。

(ほんと、最悪…)

「ごめん、なんでもない…」

「千秋!?」

気がついたら、そう言って、教室から逃げていた。