*** 「麻奈ちゃん!手芸屋行こう!」 帰りのSHRの終わりをつげるチャイムがなり終わった瞬間に私の教室に来た沙奈。 沙奈は我慢して圭介くんに聞こえないように私が教室を出てから言った。でも、ちょっと声が大きい。 「わかったわかった」 そう言ってよく行く手芸屋に行く。 「何色にするの?」 「黒かな~」 「やっぱそうだよね~」 「麻奈ちゃんは~?」 「んー考え中」 「私が選んであげる!」 「ん、ありがと」 多分今年は自分のため。身内以外のために作るなんてこと、しないよ。