「しょうがないな。答えるよ。僕は人の声が不快に聞こえるんだ。先生の声も、クラスメイトの声も。」
これで彼女は不気味がって離れるだろう......。

「ごめん!」

「えっ?なんで、君が謝るの?」

「だって!それなら、私の声も不快に聞こえてるってこどたよね??すごく申し訳ないよ。」

「大丈夫。何故か君の声はとても心地よくて、不快じゃないんだ。」

「そうなの?嬉しいっ。運命みたいね。」

何を言っているのか...。

「僕は天地がひっくり返っても違うと言えるね。」

「あははっ。やっぱり優クンは面白いね。」
彼女は楽しそうに笑う。

僕は彼女の笑う声がとても好きだ。