「質問1つ目。私のこと、友達だと思ってくれてる?」

「思ってない。」
彼女が笑った気がした。

「質問2つ目。電話に出た理由は?」

「君がかけてきたから。」

「ふぅん。律儀なんだね。ありがとう。」

「いいえ。」

「質問3つ目。どうして教室で勉強しないの?」

「!...やっぱり聞くんだね。」

「もちろん。私は優クンのことをもっと知りたいよ。」

「出来れば言いたくないな。」

「出来れば答えてほしいな。」