すぐさま千和は何かを感じとった。


  どこか凛々しいし、纏っている空気管が上品で洗練されている感じで身が引き締まる思いななる。



  どうぞ、千和さん、席についてくださいな。

 

   たくさんお話しましょう。



   はい、こちらこそよろしくお願いいたします。



   テーブルや椅子などの家具や調度品もすべてお母さんのセンスなのか全体的に白で統一されており、ほんとに貴族の館みたいで思わず身体が固くなる。



  これらの料理はすべてお母様が作ったんですか?

  えぇ、もちろんよ。とは言っても得意料理が多いのだけれどね。



   いやいや、すごいですよ。どれも本当においしそうでちょうどお腹がすいていたのでいただきます。



   たくさん食べなさい。まだまだ料理はあるからね。


   お父様も優しく言ってくださり緊張もほどけてきた。




   この調子でうまくいくといいなと千和は思っていた。