そんなこんな考えていると千和は、すぴーすぴーと穏やかな寝息をたてながら寝ていた。


 

   千和、千和。そう呼びかけるも彼女は完全に熟睡していた。



  仕方ないな~、ベッドまで運ぶとするか。


  よっこらせと千和をベッドまで運び、布団を被せてあげる。



  俺も寝るとしようか。そう1人言を呟き一緒の布団に入る。

 

  ずっと、この可愛く愛おしい千和の寝顔をみつめていたい


  と願いながら智一も、睡魔に抗うことなく寝ていた。




  そうして一夜が明け、千和と智一が目を覚ますと



  お互い同じベッドで目を覚まし、はじめての



   おはよう



   を言いあった。