ビーッビーッ


「いつぶりかしら?あなたと電話するなんて。

良かったわね、私の番号変わってなくて。」


「おまえ、聖涼―Seiryou―はどうした。」


「辞めたに決まってるでしょう。」


「3年の夏にか?」


「卒業した高校が今後を左右することは無い。そんなことあなただって分かってるでしょ?」


「まあいい、俺には関わるな。」


「保証はしない」