幼い頃

私は一度死にかけたんだと両親に聞かされた


その話を聞いた時、幼い頃見た夢の話を思い出した

暗い道に私だけしかいなかった夢
私はたたずんで泣いていた

でも、私よりかなり背の高い金髪の男の人が手を握って

「大丈夫」

「怖かったよな、俺も宮北がいなくなると思うと
すっげー怖かった」

誰だろうと思って顔を見ても見たことない人で、でも安心してる自分が確かにいた


今になって考えてみると、何故男の人は私の名前を知っているんだろうと不思議だった