「栞ちゃんは小説家になったのね、浩二さんが主役の作品が他にもあるけど、彼女の子孫や、コアなファンが書いた作品もあるわ(笑)」

「じゃ~、俺がいなくなっても、寂しくないな。」

「もう、会えないんですか…!?」

「ああ、俺の仕事は終わったからね。もう必要無い。君も、幸せにね…」



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「そろそろ、俺は帰るよ。家族が恋しくなって来たし、もういいだろう。」

「あっ、浩二さん!」
「あっ、浩二さん!」

「どっちに返事したらいい?」

「これからは、二人でここで、夫婦として暮らします!浩二さんのおかげです!本当に有り難う御座いました!」

「ソイツは良かった!幸せにな、って、「格さん」だっけ「助さん」だったっけ?まあいいや。」

「浩二さん…私、ピエールと生きる事に決めました。ありがとうございました。」

「ああ、元気でな!」

「浩二さん、送ります」

「ああ。」