チラリ
ビクッ
「きみもこいつのお仲間ですか?」
『え、や、あの...違います。
自分は、襲われそうになっただけです。』
...この人怖い。
本能が、危険信号を発している。
〝 逃げろ〟と。
「ふぅん。ま、詳しくは屯所で聞きますよ。きみが何者で何を企んでいるのか、をね」ニヤ
??どういう.....ドス
『っ!?カハッ、え、なん、で...??』
いつの間に!?
自分と彼の距離は結構離れていたはず。
足音すらしなかった...。
「ごめんなさい。こうでもしないときみ、逃げるかもしれないですし?
だから、少し眠っててくださいね。」
...うん、逃げたかったよ。
けど、最初から逃げれないと思ったから、素直に付いていこうとしたのに...。
やばい、意識が.........カクンッ
こうして繚は、イケメンに屯所という所に連れていかれたのであった。

