沖田「河原に行きませんか?」
ニコッとそう言ってきた沖田さん。
繚『.....』
〜河原〜
繚『沖田さん。さっきの質問に答えてください。』
沖田「はぁ。...探して何が悪いのですか?」
繚『え?』
ん?意味が分からないよ?
自分が頭を悩ませていると、
沖田「だから!心配したと言っているのです!」
少し怒ったようにそう言ってきた沖田さん。
でも.......
繚『...どうして心配する必要があるんですか?』
沖田「は?」
繚『だって、自分はあなたたちと何も関係ないじゃないですか。心配してもらう理由はないはずです。』
なぜ、自分なんかに心配するんだろう。
なぜ、屯所の皆は自分なんかに気にかけてくれるのだろう。
なぜ、...................
沖田「っ、自分なんか 自分なんかって!!」
繚『っ!』ビクッ
いきなり大声出してきて何?
しかも、心の声なぜ分かった?
沖田「さっきから聞こえているんですよ、全部声に出ていたので。やめてくださいよ。自分のことを下げるのは。」
自分を下げる?
そんなこと...
自分には当たり前のことだよ。
繚『はっ、自分のこと何も知らないくせに、よくそんなことが言えますね。』
沖田「確かに私たちはきみのこと何も知らないです。しかし!もうきみは家族だと。そう思うことさえもいけませんか?」

