※方弁が色々混ざって変な言葉になっているかもですが、どうかこのまま読み進めてください。
多分、標準語だと思いますが...。

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「俺と一緒にいいことしようぜ〜。」


「いやです!!私、仕事があるんです!!」


「ケッ、生意気な女だな。切られたいのか!」


「っ、それもいやです!」


「なんだとっ!!!」



ギャアギャアと騒いでるところを、繚は少しずつ近づいていく。



「もう!やめて下さい!!はよ、どっか行ってください!!」


「お前になめられたままで終われるか!」



繚『あの!うるさいのでやめてくれませんか?』



「あ?誰だ、お前?」


繚『自分は、通りすがりの者です。てか、早くそこどけてくれませんか?みなさん、迷惑してますよ?あなたのせいで。』




そう、この男のせいでお店の営業が妨害されているのだ。




お蕎麦屋の周りには、野次馬やお客さんでいっぱいになっていて、
しかも、入口にはこの男がいるため、この男が退かないかぎり、人が通れないのだ。




「うるせえよ!邪魔者は引っ込んでろ!!たたっ斬るぞ!!」



繚『...別にいいですよ。ただし、そこの女性には もう関わらないでくださいね。』



「ほぉ、いいだろう。こんな女にそこまでする理由は分からねえがな。」チャキ。



正直、死にたくはないんだけど。



ま、人助けだし。いいかな?←よくない!




「死ねーー!!!」




浪士の刀が自分の首に迫ってきている。



でも、なぜだろう。



ちっとも怖くない。



ああ、自分死ぬのか...って納得した感じ。



死にたくないはずなのに...。