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ソロリソロリ。



お、今門番いない!



ラッキー!



てか、今何時なの??



うーん、太陽が出ているからお昼前とか?



うーむ、勉強不足。



まあ、出られたからいいや。




ガヤガヤ ガヤガヤ



相変わらず賑わっているな〜。



あ、甘味処がある!



しかも、すっごくいい匂い!!



食べたいっ。



あ、...けど、お金ない。



しょうがない、また今度にしよ...。




繚が食べるのを我慢して、そこから去ろうとすると...





「いやっ!!やめて下さい!!!」





近くで女性の叫び声がした。



繚『え?何?どこから.....あ、あそこだ。』



さっき入りたかった甘味処の向かいのお蕎麦屋で一人の浪士が女性の腕を強引に掴んでいた。