藤堂「いいよ。でも、何で袴なんか着るんだ?お前 女子なのに。女物の着物は着ないのか?」
繚『ああ、さっき土方さんに言われたんですよ。女だと襲われるかもしれないから男装しろと。』
不本意だけどね!
ほんとは自分だって着物着てみたい。
誰だって、憧れはあるものでしょ?
いつか着れる日があるといいな。
藤堂「なるほどなー。確かに、お前可愛いもんな。」
繚『え?自分、女ですけど可愛くはないですよ?近藤さんにも隊士達が可愛いと噂していることは伺いましたけど。』
うん。そりゃ 着物は着たいけど、自分そこまで可愛くはないし。ましてや美人でもないし。
自覚ぐらいしてますよーだ。
藤堂(あ...。こいつ、鈍感だ。しかもかなりの。)
繚『自分のどこが襲いたいほど可愛いのか知りたいですよ。藤堂さんもそう思いません?』
藤堂「お、おお。(俺も襲いてぇよ...)」
繚『まあ、袴ありがとうございます。
お借りしますね。』

