.......ん?今、なんて??
ここが藤堂さんの部屋?
今、目の前にある部屋が??
繚『え、うそですよね?』
斎藤「なぜ、嘘をつかなければならない。本当だ。」
繚『そうでしたか。知らないうちに辿り着いていたんですね。良かった。』
斎藤「うむ。では、俺はこれで。」スタスタ。
繚『あ、ありがとうございました。』ペコ。
あー、良かった。辿り着けて。
藤堂「なんか、外が騒がしいな。誰だ〜?...て、岸辺??」
繚『あ、藤堂さん。外、騒がしかったですよね、すみません。』
藤堂「いや、別にいいけどよ。お前 俺になんか用か?」
繚『あ、実はですね、袴をお借りしたくて。
近藤さんが小さい頃の袴なら着れるだろうと。』
藤堂「おお、いいよ。ちょっと待ってて。」
そう言って、部屋に入り押し入れをガサガサし出した。
藤堂「お!あったあった!これならお前も着れるだろ。」
繚『すみません。お借りしますね。』

