「あーあ、やっぱり無茶をするからですよ。」
という男、名を沖田 総司。
最初に繚を屯所に連れていった男である。
「...なあ、総司。ほんとに連れていくのかよ。」
沖田 総司に問いかける男、藤堂 平助は、繚を女子だと気づかなかった上、女子の肌や心に傷を残したことを悔やんでいる。
「ええ、まだきちんとこの子に謝ってないですし、第一 こんなに苦しそうにしている子を平助はほっとけというんですか?」
「っばか。その子背負って早く行くぞ。」
「はいはい。あ、平助がこの子背負うんですよ。
私、先に歩いときますから。」
「な、...はあ、分かったよ。よいしょ。」
そう言って藤堂は、繚を軽々と背中に背負って沖田のあとをついていくのであった。

