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パチッ。
目が覚めると、いつの間にか夜になっていた。
『うぅっ』
木の上で落ちないようにするための体制は苦しい。
駄目だ、降りよう。トスっ
普通に木を柱にして座ろ。
『ゴホッゴホッ。っはぁ。...ああ、なぜか風邪を引いてしまった。』
このままだとやばいな。死んじゃう。
かと言って、行くところもない。
風邪を引いたと自覚したからか、更に身体は重くなり 頭もガンガン痛みだし、喉も腫れてしまっていたのでカスカスの声しか出なくなっていた。
『コンコン、ゴホッ。こんなところで、はぁはぁ...死にたくな、ぃ』ドサッ

