『んー、なんか 頭が重い...
それに、汗すごいかいてるし...』



スっ

「それは、きみが熱を出しているからですよ。」



!?



突然、襖の近くから声がきこえてきた。



声をかけてきた人は、既に部屋に入っていて
壁に背を預けて自分を見ていた。



あ、自分をここに連れてきた人だ。



そして、自分に拷問をした人。



正直いって、会話したくない...。



身体はだるいけど、ここを出よう。




繚はここを出る決意をした。