「楠本杏奈(クスモトアンナ)さん。診察の結果 心臓病でした。」

「うそ、でしょ、」

絶望だった。なんで私が。なにかした?ただ普通の日々を過ごしていただけなのに。

神様なんていないんだ。私はいつか死ぬ。そう考えるととても悲しいものだった。

その日から私は家族の事を避けるようにもなり 学校にもあまりいかなくなった。

「杏奈!今日は学校いきなさい!気持ちもわかるけどいつまでそうしてるの!」

「うるさい!お母さんに私の何が分かるんだよ!もう何もかも嫌だ!」

「あっそう。なら自由にしなさい!もう知らないわよ!」

と言い残しお母さんは仕事に行った。