絶対後悔して





八月二日。
朝の6時に私と父は家を出た。
父と妹さんのはとこでもある、私の母と同じ年齢の恵実さんと三人で千尋の住む町へ向かった。
車で高速道路を使って約8時間。
昼過ぎの15時手前、やっと着いた千尋の家は静かだった。
千尋は棺の中で眠るように目を閉じていた。
でも顔を触るとすごく冷たくて硬くて、
保冷剤が顔の周りに包帯で布で巻かれていた。
腐敗の進行を遅くするためだとか。
死後硬直で顔の半分はもうすでに硬くなっていたんだけど、もう半分はまだ柔らかくてこれがまだ冷たくなかったら…死んでるなんて思わないのに、なんて考えてしまった。