「晴香ちゃん、カップケーキ2つ宜しく」
「あと、クッキーセット3つね」
次々に注文が入り、私はてんやわんやしていた。
今のバイト先のカフェは落ち着いていて、こんなに忙しくない。
だから、皿洗いバイトの感覚を思い出す必要があった。
事務的な作業を淡々とこなす感覚を呼び覚まし、矢継ぎ早の注文に食らいついた。
「はるちゃん、売れ行き上々だよぉ。もうひとふぁいとぉ」
メイド服姿がすっかり板についたヤツのお陰もあり、本当にグランプリが取れそうな勢いだった。
息つく暇も無く昼過ぎまで立ちっぱなしで作業し、足の痛みや痺れに耐え抜いた。
しかし、目が回る忙しさで、私はあることに盲目になっていた。
瑠衣ちゃんがいつもと違っていると分かったのはお昼休みの時だった。
「あと、クッキーセット3つね」
次々に注文が入り、私はてんやわんやしていた。
今のバイト先のカフェは落ち着いていて、こんなに忙しくない。
だから、皿洗いバイトの感覚を思い出す必要があった。
事務的な作業を淡々とこなす感覚を呼び覚まし、矢継ぎ早の注文に食らいついた。
「はるちゃん、売れ行き上々だよぉ。もうひとふぁいとぉ」
メイド服姿がすっかり板についたヤツのお陰もあり、本当にグランプリが取れそうな勢いだった。
息つく暇も無く昼過ぎまで立ちっぱなしで作業し、足の痛みや痺れに耐え抜いた。
しかし、目が回る忙しさで、私はあることに盲目になっていた。
瑠衣ちゃんがいつもと違っていると分かったのはお昼休みの時だった。



