玲子のすすりよりは異常である。いつもいつも、いっしょだ。トイレを必ず誘う。
帰りもいっしょ、たまに家で遊ぶようにもなった。四六時中いっしょ、心地良いものだ。
わたしにとって、初めてのともだちと言って良い。  昔のことも いろいろ話した。
わたしのリストカットの傷跡も見せた、、泣いてくれた。玲子も 自分の乳癌のことを告白してくれた。胸の横の傷跡はさすがに痛々しい。 わたしの数日前の彼女への怨恨を後悔させ、まるで恋人同士のような嫉妬まで 芽生え始めていたのだ。 やばい、 これマジで恋だ、、。自覚症状があるだけ、冷静な部分もありながら、玲子なしには 話し相手もいなくなる日々が わたしにとっての青春のバラ色を 際立ててせていった。