泣かないで


「紫音。」


「あ、はい」


当たり前のように名前で呼びやがったなこいつ


「倉庫のなかまだちゃんと見たことないだろ?」


「あぁ、確かに」


いうて2回目だしね


「一希、案内してやれ」


「は?なんで俺がやんねーといけねーんだよ。お前がやればいいだろ。」


「俺、まだ作業残ってるんだよ。どうせお前終わってんだろ?暇な時間紫音の相手してやれ。」