「ねぇ、篤輝」


「おぉ、神崎来てたのか。来ねぇかと思ってた」


「今日なんかあるの」


莉凪がこんなに上機嫌なときは篤輝と遠出するか、なんか企んでるかのどっちかって決まってる。


長年一緒にいる私の"勘"だ



「何もねーけどなんで?」


てことは……


「なに企んでるの」