秘密を知った、壮馬と芽依は悩んでいた。
(康太郎って絶対イケメンなのにな…このまま誰とも付き合わない気か…?)
(亜由美って美人なのに…勿体ないよね…誰とも付き合わないとか…
恋愛って楽しいのに…)

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康太郎の秘密を知ってから、
康太郎は毎日俺にゲームを進めてきていた。
「なあ!壮馬お前もイケメン安土やろうよ!」
「いや…俺は、興味ないから…」
「やってればハマるって!」
「うーん……。あ、それより康太郎。
お前このまま一緒誰とも付き合わない気か?」
「うん?」
当たり前じゃんみたいな顔をする康太郎。
(良いのか、それで…)
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亜由美の秘密を知ってから、亜由美は毎日私に秀吉様を見せてくる。
「ほらほら〜♡この秀吉様とか最高じゃないですか?」
「う、うん…そうだね。」
相変わらずキラキラ目を輝かせる。
「芽衣ちゃんもやりましょう!イケメン安土!」
…う、うーん。今度ね…。それより亜由美、本当に誰とも付き合わない気?
恋愛も楽しいよ〜?」
「そうゆうのは、ゲームの中だけで十分です!
私なんて恐れ多いですから…」
(ダメか…)
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(うーん…せめて…なんとか出会いを…)
この時二人は頭を悩ませていた。
その時同じ考えが浮かんだ。
(あ!そうだ!芽依にかわいい子紹介してもらお!)
壮ちゃんと私は小学校からの友達。
たまに今でも連絡をするぐらい仲良しだ。
(あ、壮ちゃんに誰か男の子紹介してもらお〜!)
「康太郎!」
「亜由美!」
「俺が、私が、必ず良い人見つけるからな!ね!」
「え?」
「え…?」
そして俺達、私達はお互い別れた後それぞれ電話を掛けたのだった。