「望くん……?」
遠慮がちにドアを開けてお店に入る。
相変わらずお店の中は爽やかな匂いがした。
鼻に残る、ミントの香り。
ディスプレイは以前来た時と変わってて、コートなど、本格的な冬物が並んでた。
新発売とポップが書かれているそのコートは、グレーで、前後ろの丈がアシンメトリーになっているデザイン。
とてもお洒落で、ポップに望くんの写真が貼られているから、きっと望くんデザインだろう。
「あれ?夢。あ、そっか、もう一週間か」
「……うん」
「……元気ない?」
「えっ、あ、ううん!大丈夫だよ」
スケッチブックを持っている姿を見たら、ちょっと罪悪感が芽生えた。
「あ、それ衣装?」
服が綺麗に畳まれて置いてあるガラス製の棚にスケッチブックを置く。
表情はイキイキしてる。
「なんか楽しそうだね?」
「うん、そりゃあね!だって夢が選ぶ服、絶対僕好みだもん」
「ふふ、そうだといいな」
はい、と紙袋を手渡す。
「どうしよ、着替えてくる?」
「そー……だね、うん、そうしよ。そのあとに感想教えて?」
「わかったー。じゃあ着替えてくるね」
「うん」
心臓が飛び出て来そうだ。
静かな店内に、私の鼓動が響き渡ってるような感覚。
慌てて胸に手を当てて、その場にしゃがみこむ。
遠慮がちにドアを開けてお店に入る。
相変わらずお店の中は爽やかな匂いがした。
鼻に残る、ミントの香り。
ディスプレイは以前来た時と変わってて、コートなど、本格的な冬物が並んでた。
新発売とポップが書かれているそのコートは、グレーで、前後ろの丈がアシンメトリーになっているデザイン。
とてもお洒落で、ポップに望くんの写真が貼られているから、きっと望くんデザインだろう。
「あれ?夢。あ、そっか、もう一週間か」
「……うん」
「……元気ない?」
「えっ、あ、ううん!大丈夫だよ」
スケッチブックを持っている姿を見たら、ちょっと罪悪感が芽生えた。
「あ、それ衣装?」
服が綺麗に畳まれて置いてあるガラス製の棚にスケッチブックを置く。
表情はイキイキしてる。
「なんか楽しそうだね?」
「うん、そりゃあね!だって夢が選ぶ服、絶対僕好みだもん」
「ふふ、そうだといいな」
はい、と紙袋を手渡す。
「どうしよ、着替えてくる?」
「そー……だね、うん、そうしよ。そのあとに感想教えて?」
「わかったー。じゃあ着替えてくるね」
「うん」
心臓が飛び出て来そうだ。
静かな店内に、私の鼓動が響き渡ってるような感覚。
慌てて胸に手を当てて、その場にしゃがみこむ。

