Hope Your Dream

朝、オフィスに寄って衣装を紙袋にしまう。


「あ、今日か」

「先輩。おはようございます」


先輩はバッグをデスクの上に置くと、そのまま私に向かってくる。


「え、え、え」


ポンっと背中を叩かれる。


「頑張れ」

「……先輩っ」

「あんたが頑張ってきたの、知ってるし。できるはずだから。あ、これで不合格でも責任はとらないけどね」


安定の先輩節に、ふふっと笑ってしまう。


「はい、大丈夫です。落ちないんで」

「……そーれは心強い。ほら、早く行ってきな」

「はい!」


先輩と私の期待もはいった紙袋が、心なしか重く感じた。

落ち葉の絨毯が出来上がってる。

電車が通り過ぎる時に感じる風も、より一層冷たいものになった。