Hope Your Dream

D.Mのロゴが黒で大きくプリントされた白いパーカー。

白は何にでも合うし、冬はアウター次第で辛めにも甘めにもできるから、トップスに白を置くのは安定だ。


「うわ、これ可愛い」

「ですよね。ネット通販で望くんがデザインした、って出てて」

「へえ」


先輩がネット通販サイトが映っている私のスマホの画面を見て、感嘆の声を漏らす。

ボトムスは黒のスキニー。

膝部分にクラッシュが入っていたり、ふくらはぎの部分の正面には飾りのチャックがついていたり、と遊び心満載のパンツ。


「これも望くんデザイン?」

「はい」

「才能かね、望くんの。こんなオシャレな服考えられるなんて」

「……はい」

「あ、なに。デザイナーの望くんはそんなに好きじゃない感じ?」


なんで先輩は、こんなにも私の気持ちが読めるんだろうか。

きっと今までも先輩は読めてたに違いない。

私が先輩を尊敬しつつも嫌ってた時から。

私を気にかけて、でも私を気を使って言わなかった。

ずっと憧れな先輩は、変わらず憧れ。


「正直に言うと」


私はシャーペンを手から離す。