Hope Your Dream

「ねえ、最近あんたに仕事回ってる?」


望くんから挑戦状を授かって三日。

オフィスに行って企画室に籠って、それから都内のショッピングモールを回る、というスケジュールが自分の中で決まってた。

挑戦状の話を専務にしかしていなかったから、仕事という仕事に出ない私を先輩が不思議に思うのも仕方がない。


「仕事は……はい、してます」


実際、挑戦状の内容だって仕事だろう。


「いやなにその間」

「……今、この仕事してきて初めて夢中になってるんです」

「……はあ。許可もらってんでしょ?いいよ、もう」

「ありがとうございます」

「……最近のあんたは」

「はい?」

「いい顔してるよ」


ニヤ、という挑発的な笑顔に刺激を受けた。


「……かなって薄々思ってました」

「生意気な」


私の肩を叩く。

そこに何処か温かみを感じて、より一層気合が入った。


「ふふ、頑張ります」

「うん」


頑張れこそ貰えなかったけど、刺激を与えられる先輩は、やっぱり凄い。