深夜。
寝付けなくて暑いけど布団にくるまっていたら、オフィスと自宅で兼用してるパソコンにメールが届いた。
目もぱっちり開いてたから、部屋の電気をつけてそのメールを確認する。
外では風が強いみたいで、時折窓がガンっとなる。
「望です」
件名に、そう出てた。
「今日は出しゃばった真似してごめんね。むかっときちゃったから……。あ、アドレスは店長に聞きました。」
もう一度、ごめんね、と続けるその文に、望くんの優しい性格がでてた。
「今日、撮影付き合ってくれてありがとう。ちょっと緊張しちゃった。」
赤らんだ顔のニコちゃんマークの絵文字をつける望くんが愛おしい。
「今日の写真のデータ、もう届いたんだ。店長が夢にも見てもらって決めようって言ってたから、明日、仕事終わってからでいいからお店来てくれないかな。待ってる。」
待ってる。
言葉の前にあるのは、僕が、という言葉かもって期待してもいいですか、望くん。
私はキーボードに手を伸ばす。
寝付けなくて暑いけど布団にくるまっていたら、オフィスと自宅で兼用してるパソコンにメールが届いた。
目もぱっちり開いてたから、部屋の電気をつけてそのメールを確認する。
外では風が強いみたいで、時折窓がガンっとなる。
「望です」
件名に、そう出てた。
「今日は出しゃばった真似してごめんね。むかっときちゃったから……。あ、アドレスは店長に聞きました。」
もう一度、ごめんね、と続けるその文に、望くんの優しい性格がでてた。
「今日、撮影付き合ってくれてありがとう。ちょっと緊張しちゃった。」
赤らんだ顔のニコちゃんマークの絵文字をつける望くんが愛おしい。
「今日の写真のデータ、もう届いたんだ。店長が夢にも見てもらって決めようって言ってたから、明日、仕事終わってからでいいからお店来てくれないかな。待ってる。」
待ってる。
言葉の前にあるのは、僕が、という言葉かもって期待してもいいですか、望くん。
私はキーボードに手を伸ばす。

